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では15両前後、またバンコク近郊では20両を越える旅客列車が運行されている。代表的なディーゼル電気機関車の主要諸元を(表3・3−2)に示す。(表3・3−3)にディーゼル機関車の車台を示すが、30年以上が16.9%、20年以上をみると54.1%に達し、老朽化が進んでいることを示す。SRTでは次期5ヵ年計画で40〜50両を更新したい考えである。

 

表3・3−3 ディーゼル機関車の車台

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2)ディーゼルカー
ディーゼルカーの保有車両数は合計で200両で、客車の約1/6にすぎないが、前述のとおり今後は近距離輸送を中心に増加するものと思われる。メーカーは1985年製までのものは日本製であるが、1991年以降に購入したものはイギリスと韓国製で占められている。
代表的なディーゼルカーであるスプリンターの主要緒元を(表3・3−4)に示す。動力性能は1両当たり285PSの出力で最高速度が120km/h、勾配25%。での均衡速度は45km/hで、バンコク〜チェンマイ間751kmを10時間40分で結ぶ。
(表3・3−5)にディーゼルカーの車台別車両数を、また(表3・3−6)に参考として客車の車台別車両数を合わせて紹介する。

 

 

 

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